筋のリリース⑤〜他の組織(筋肉を含む)との癒着〜

筋肉のリリース方法は

①筋硬度

②筋緊張(スパズム)

③筋スティッフネス

④他の組織(筋肉を含む)との癒着

4つあります

今回は、他の組織(筋肉を含む)との癒着について解説をします。

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他の組織(筋肉を含む)との癒着

他の組織(筋肉を含む)との癒着は、文字通り癒着があることで、特定の組織の伸長性や動作の可動域に問題が生じます。

癒着は

・組織が重なり合う

・組織が隣り合う

の2つにわけられます。

組織が重なり合う

筋肉と筋肉が重なり合う場合

腓腹筋はが表層にあり、腓腹筋の下にヒラメ筋があります。(薄い青色の部分)

筋肉と筋肉が重なり合っている場合のアプローチは難しく、個別の筋を伸長するなど別のアプローチを行いましょう。

筋肉と他の組織が重なり合う場合

身体は、皮膚・皮下組織・筋膜の順に重なっています。

組織の伸長性を出したいのか?組織間の滑走性を出したいのか?で動かす方向がかわります。

簡単に言うと、

脊柱右回旋の場合、組織の伸長性を出したければ同じ右回旋に、滑走性をだしたければ逆の左回旋に組織を誘導します。

*詳細はまたの機会に詳しく解説をします

組織が隣り合う場合

腓腹筋の内側頭と外側頭に境目があります。

それぞれ異なる作用を持つため癒着することで機能が低下することがあります。

手順

内側頭と外側頭の境目を探します。

境目は縦なので、手を縦にして境目に指を入れていきます。

指を入れたまま上下に少し動かします。

位置をずらして、同じことを繰り返します。

まとめ

今回は、筋のリリース⑤〜他の組織(筋肉を含む)との癒着〜について解説をしました。

筋のリリース⑤を実施するためには、組織の形状や特徴などの解剖学の知識と、正確な触診技術が求められます。

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