Shape-labでは姿勢評価に関するセミナーの開催、電子書籍・ペーパーバック版「はじめての姿勢評価」を出版しています。
評価を行うにあたり、ランドマークの位置と探し方を知っておくことでスムーズに評価を行うことができます。
今回は、全身・脊柱の評価におけるランドマークをご紹介します。




全身の評価(前額面)ランドマーク


①眉間
・両眼の間を評価します。
②上唇
・上側の唇の真ん中を評価します。
③胸骨柄
・胸骨上部を占める部分を評価します。
・喉から下に辿っていき最初にあたる骨。
④剣状突起
・胸骨の下部にある小さな軟骨の突起を評価します。
・みぞおちの部分。胸骨を下に辿っていき、最下点で触れるところ。
⑤恥骨結合
・左右の恥骨が軟骨によって結合している部分を評価します。
・下腹部から下にたどっていくと恥骨にあたり、そこから中心に向かっていくと恥骨結合があります。
⑥膝関節中間点
・左右の膝関節の間を評価します。
⑦足関節中間点
・左右の足関節の間を評価します。
全身の評価(矢状面)ランドマーク

①外耳孔
・耳の穴を評価します。
②肩の中心
・前後の肩幅を二等分した位置を評価します。
③大転子
・大腿骨上部外則にある突起を評価します。
・見つからない場合は、股関節を内・外旋して探しましょう。
④膝関節のやや前方
・膝蓋骨を含む前後の長さを半分にした位置よりやや前方を評価します。
⑤外果のやや前方
・外側のくるぶいのやや前方を評価します。
脊柱の評価ランドマーク

①頭部
・後頭部で一番弯曲している場所を評価します。
②頸部
・頸椎で一番弯曲している場所を評価します。
・一般的に頸椎3番が一番前弯しています。
③肩甲骨面
・胸椎で一番弯曲している場所を評価します。
・一般的に胸椎7・8番が一番後弯しています。
④腰部
・腰椎で一番弯曲している場所を評価します。
・一般的に腰椎3番が一番前弯しています。
⑤臀部(仙骨)
・仙骨の最初にあたる場所を評価します。
・一般的に仙骨は前傾しているため仙骨の下方にあたります。
まとめ
今回は、全身・脊柱の評価ランドマークについて解説をしました。
評価を行うには、ランドマークを確実に触れる必要があります。
今後、他の部位のランドマークもご紹介していきます。
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