筋のリリース方法②〜筋硬度〜

前回の投稿で、筋肉のリリース方法は

①筋硬度

②筋緊張(スパズム)

③筋スティッフネス

④他の組織(筋肉を含む)との癒着

この4つがあると解説をしました。

今回は、筋硬度について解説をします。

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筋硬度

筋硬度とは、垂直方向に対しての抵抗力。

筋線維に対して垂直に圧をかけます。

手順①

まずは、対象となる筋の形状・位置を確認します。

例えば腹直筋の場合、垂直に圧をかけるためには矢印の方向から筋に圧をかけます。

腹斜筋の場合、腹直筋と同じ方向からでは垂直に圧をかけることができません。

筋の形状を把握し、垂直にから圧をかけます。

ヒラメ筋は腓腹筋の下にあります。

ヒラメ筋をリリースしたい場合は、腓腹筋が弛緩した状態で行う必要があります。

また、深部にある筋には、表層にある筋よりも圧は強めになります。

手順②

対象となる筋の形状が確認できたら、圧痛がある場所を探します。

トレーナーが硬いなと感じたり、クライアントが痛みを訴えたりすることがあります。

手順③

圧痛部位が見つかったら、クライアントが我慢できる範囲で圧を加えます。

60秒ほど圧を加えると、組織が弛緩してくるのがわかります。
(個人差があるため、時間は目安)

より深くいく、同じ位置で圧をかけたまま上下・左右に圧を加える、位置を少しずらさし圧を加える、とやり方を選択する。

圧痛部位がなくなるまで続けます。

応用

今後、ご紹介する筋のリリース方法で筋を長軸方向へ伸長させるリリースがあります。

長軸と垂直のリリース方法を組み合わせて行うやり方もあります。
(詳しくは、長軸のリリース編にて解説をします)

まとめ

今回は、筋のリリース方法②〜筋硬度〜について解説をしました。

トレーナー・セラピストは解剖学で起始・停止・作用を勉強しますが、リリースにおいては筋の形状や他の筋との重なり具合などを知ることが重要となってきます。

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