筋のリリース③〜筋緊張(スパズム)〜

筋肉のリリース方法は

①筋硬度

②筋緊張(スパズム)

③筋スティッフネス

④他の組織(筋肉を含む)との癒着

4つあります

今回は、筋緊張(スパズム)について解説をします。

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筋緊張(スパズム)

筋緊張(スパズム)とは、筋線維が持続的に収縮している状態。

やり方①

反復収縮を利用し、他動的に筋の収縮と弛緩を繰り返すことで、改善していきます。

手順

例:肩甲骨の挙上と下制がしづらい場合

①クライアントに横臥位になってもらいます。
(リラックスできる姿勢であれば他の姿勢でもOK)

②トレーナーが肩甲帯を両手で支え、挙上・下制に動かす

③動かす範囲は、クライアントの緊張が強く出ない範囲で行い、少しずつ動かす範囲を大きくする

やり方②

ゴルジ腱器官は筋が過度に伸長されると、その筋を弛緩させる反応を引き起こします。

対象筋の拮抗筋を収縮させることで、対象筋が弛緩する「相反抑制」も活用します。

これらの生理学的反応を利用して、改善していきます。

手順

例:肩関節屈曲がしづらい場合

①肩関節をできるだけ屈曲させる(背臥位)

②その位置をキープしたまま、肩関節伸展動作へアイソメトリクスの抵抗をかける 
 →5秒ホールド✕3回(間隔は長く)

③肩関節屈曲0°の位置から肩関節屈曲に対して抵抗をかける
 →軽い抵抗✕10回(間隔は短く)

やり方③

対象の筋に対して、コンセントリックス収縮・アイソメトリクス収縮・エキセントリック収縮をさせることで改善していきます。

手順

例:肩関節屈曲がしづらい場合

①肩関節屈曲0°から肩関節屈筋群へコンセントリック収縮の抵抗をかける

②肩関節屈曲可動域最大までいったら、その位置でアイソメトリクス収縮を2秒ほどかける

③肩関節屈筋群へエキセントリック収縮をかけスタート位置にもどる

まとめ

今回は、筋のリリース方法③〜筋緊張(スパズム)〜について解説をしました。

リリースと聞くと、クライアントは寝た状態でトレーナーが施すイメージがあるかもしれませんが、クライアントに動かしてもらうことでリリースできることがあります。

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