人生において原理原則があるように、トレーニングにも原理原則があります。
原理と原則をわけたり7つだったり8つだったり、分類する人によって様々です。
理解しやすくするために、今回は原理と原則をわけずトレーニングの原理原則8つをご紹介します。
トレーニングの原理原則8つ
①過負荷
身体に適切な負荷をかけることで効果を得ることができます。
マシンでのトレーニング、フリーウエイトでのトレーニング、ストレッチ、有酸素運動などすべてに当てはまります。
②特異性
行ったトレーニングの効果を得ることできますが、逆に言うと行ったトレーニングの効果しか得ることができません。
例えば、スピードを上げたいならスピードのトレーニング、身体を大きくしたいなら身体を大きくするトレーニングが必要となります。
③可逆性
適切なトレーニングを行えば効果が得られる一方、トレーニングをやめてしまえば得られた効果は減少します。
身体はいい方向にも悪い方向にも常に変化をします。
④漸進性
トレーニングの効果を得続けるためには、負荷を変化させることが重要です。
例えば、20kgの負荷でトレーニングを行ったとします。
初めのうちはトレーニングの効果を得ることできますが、身体が20kgの負荷に慣れてしまうと変化が少なくなってきます。
同じような効果を得るためには、20kgより負荷を上げる必要があります。
また安全性を考慮すると、負荷は徐々に上げていくことが望ましいとされています。
⑤全面性
目的の効果を得るためのトレーニングプログラムを作成してしまいがちです。
身体は全身つながりやバランスがあるので、前後左右など全身トレーニングすることが大切です。
例えば、サッカー選手でも下半身だけでなく上半身もトレーニングを行うことで、下半身の効果を高めることができます。
⑥反復性(継続性)
反復性または継続性ということもあります。
短期間トレーニングを行って効果がでないと、辞めてしまうことがあります。
プログラムが適切であれば継続すれば必ず効果を得ることができます。
また、目的を達成できたとしても達成感からトレーニングをやめてしまうことがありますが、可逆性があるため元に戻ってしまいます。
⑦意識性
行っているトレーニングの目的を理解し意識することで、トレーニング効果を高めることできます。
例えばスクワットで、筋量をあげたいのか?重心を変えたいのか?可動域を出したいのか?目的を明確にし意識することで効果がかわってきます。
⑧個別性
トレーニングの目的が同じでも、年齢・性別・トレーニング歴などで、トレーニングプログラムは変わってきます。
自分にあったトレーニングを行うことで効果が高まります。
まとめ
今回は、トレーニングの原理原則8つについて解説をしました。
次回は、現場でどのように活用させていくか、より具体的に解説をしていきます。
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