胸椎の評価②

Shape-labでは姿勢評価に関するセミナーの開催・電子書籍「はじめての姿勢評価」を出版しています。

その中で「胸郭」においては

・胸郭の評価①(矢状面:前弯・後弯)

・胸郭の評価②(矢状面:前方・後方)

・胸郭の評価③(前額面:拡張・狭少)

3つのやり方を紹介しています。

今回は、胸郭の評価②について解説をします。

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目次

胸郭の評価②

評価基準

基準:第10肋骨弓とASISを結んだラインが床と垂直

補足

男性の場合、正面からみても第10肋骨弓とASISは床と垂直となり、女性の場合は垂直となると言われています。

これは骨盤の形状の違いから起こります。

ただし、骨盤の形状は性差に加え個人差もありますので、正面からの位置関係は参考程度にしてください。

手順

①クライアントは腰幅に立ち、横側から評価を行います

②第10肋骨弓とASISの位置を確認します

③第10肋骨弓とASISを結んだラインが床と垂直となるか評価します

評価結果

評価結果は以下の3つになります。

・第10肋骨弓とASISを結んだラインが床と垂直

・第10肋骨弓が前方にある(ASISが後方)

・ASISが前方にある(第10肋骨弓が後方)

考察

□第10肋骨弓とASISが同じ場合
・問題なし

□第10肋骨弓が前方の場合
・肋骨下部が前方にある姿勢
 →反り腰の可能性

□ASISが前方の場合
・骨盤が前方にある姿勢
 →スウェイバックの可能性

まとめ

左右から評価を行い見え方が違った場合、水平面の問題も考えられます。

ASISを見つけることは容易だと思います。

第10肋骨弓は、剣状突起側からか肋骨下部側から辿っていくか、見つけやすいやり方で探しましょう。

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