胸郭の評価③

Shape-labでは姿勢評価に関するセミナーの開催、電子書籍・ペーパーバック版「はじめての姿勢評価」を出版しています。

その中で「胸郭」においては

・胸郭の評価①(矢状面:前弯・後弯)

・胸郭の評価②(矢状面:前方・後方)

・胸郭の評価③(前額面:拡張・狭少)

3つのやり方を紹介しています。

今回は、胸郭の評価③について解説をします。

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目次

胸郭の評価③

評価基準

基準:第10肋骨弓と剣状突起を結んだ交点の角度が80〜90°

補足

剣状突起近くの肋骨の角度を計測してしまうと交点は剣状突起上部の位置になります。(図①)

第10肋骨弓の延長線上から辿っていくと、交点は剣状突起下部の位置になります。(図②)

評価は図②の位置で行いましょう。

手順

①クライアントは背臥位にて、評価を行います

②左右の第10肋骨弓と剣状突起の位置を確認します

③第10肋骨弓と剣状突起を結んだ交点の角度が80〜90°となるか評価します

評価結果

評価結果は以下の3つになります。

・交点の角度が80〜90°

・交点の角度が80°以下

・交点の角度が90°以上

考察

□80°以下だった場合
・肋骨下部狭小

□90°以上だった場合
・肋骨下部拡張
・くびれがなくなる

*肋骨下部が拡張・狭小どちらの状態でも呼吸機能が低下している可能性があります

まとめ

肋骨下部の形状は、呼吸機能やウエスト・バストなどボディメイクにも影響を与えます。

理由は解剖学から考察すると理解できます。

またの機会に解説をします。

参考書籍:はじめての姿勢評価

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